サラダの量アメリカのレストランのサラダは、スモール・サラダとか、サイド・サラダという名前がついていない限り、アントレの皿と同じくらいの大きさの皿に、山盛りになって出てきます。1人では勿論、2人でも多いです。普通は、4-5人で1つで十分です。

上の写真の、真ん中のトマトと、周りのアボカドに注目して下さい。サイズから、全体の大きさが、分かると思います。
ちなみに、サラダは、量が多いだけでなく、ディナーサラダと呼ばれる、それだけで、食事として足りてしまうものもあります。通常は、チキン、ベーコン、チーズ、玉子等の、たんぱく質の食品が入っています。こういうサラダだけ頼んで、食事にする人もいます。
サラダをカスタマイズする殆どのレストランでは、サラダに入っている物が、全てメニューに記載してあります。それを見て、嫌いな物が入っていれば、遠慮なく、「OOはいれないでくれ。」と頼んだらいいです。アメリカでは、当たり前のことです。これは、英語では単に、
No OO, please. と言えばいいです。日本人は、真面目なので、『「入れないでくれ」は、否定だから、まず「Don’t」で、「入れる」は英語で「put」かな?』とか考えるのですが、英語のネイティブで、そんな言葉を使う人はいません。
嫌いなものを入れないよう頼んだら、それでも十分ですが、更に、一歩進んで、料金に含まれている物を、入れないで済むので、その分、自分の好きなものを、余計に入れてもらうよう、頼んでみるのも良いです。既に入っている物で、好きな物を、余計に入れてもらう場合と、本来は入っていないものを、代わりに入れてもらう場合があり得ます。
まず、既に入っている物を余計に入れてもらうには、単語の
「Extra」を使うと便利です。これは、「余計な」という意味です。例えば、入っているはずの玉ねぎを入れないで、入っているトマトを余計に入れてもらいたいなら、まず、
No onion, please. (玉ねぎを入れないで下さい。)
と言って、その後に、
Can I have extra tomato instead?(代わりに、トマトを余計に入れてくれませんか?)
と言えば良いです。
「Extra」がないと、「入っています」と言われかねないです。
次に、本来は入っていないものを、代わりに入れてもらう場合、例えば、入っているはずの玉ねぎを入れないで、入っていないはずのトマトを代わりに入れてもらいたいなら、同じくまず、
No onion, please. と言って、その後に、
Can I have tomato instead?(代わりに、トマトを入れて下さい。)
「本来入っている物が要らない場合は、その分、他の物を代わりに入れます」と、メニューに明記してあるレストランは、まず無いはずです。何事もそうですが、感じよく頼まれたら、本来はやらないことでも、やって上げようという気にもなるし、やることになっていることでも、当たり前の様に言われたら、カチンと来ます。そこで、頼む際は、笑顔で、頼んでください。
入れ替える物の、値段も考慮して下さい。お寿司屋に言って、特上を頼んで、「ウニが嫌いだから、タコに代えてくれ。」と言ったら、喜んでやってくれますが、並を頼んで、「玉子が嫌いだから、トロに代えてくれ。」と言ったら、「ふざけるな!」と言われますよね?野菜同士で代えるなら良いですが、野菜を入れないで、シュリンプを余計にという訳には、いかないです。
又、了承してくれたら、必ず、
「Thank you.」と言って下さい。日本人は、失礼にならない様にと、常に気をつけていて、感謝の気持ちもあるのに、英語を文法通りに間違えないで話すことで、緊張してしまって、肝心のお礼がないために、誠意が伝わらないことも、多いです。
ちなみに、私は、こういうリクエストをして、断られたことは、一度もありません。それどころか、「その代わり」のはずのトマトが、山なりになって出てきたことが、何度もあります。
ドレッシングここまで済んだら、今度は、ドレッシングです。サラダをオーダーすると、日本のレストランの様に、最初から決まったドレッシングがかかって出てくる所は、まずありません。そこで、ドレッシングを選ばないといけないです。但し、Ceasar Salad(シーザー・サラダ / 下写真)は、シーザー・ドレッシングがかかってきます。

Ranch(ランチ)、French(フレンチ)、Italian(イタリアン)、Thousand Island(サウザンド・アイランド)なら、どこでもあります。Blue Cheese(ブルー・チーズ)がある所も多いです。特製のドレッシングがあるレストランもあります。
ドレッシングがたっぷりかかっているのが好きな人もいれば、少しが好きな人もいます。そこで、量も、調整してもらうように、頼めばいいです。
たっぶりが好きなら、又、
「Extra」を使って、
Can I have extra dressing?(ドレッシングを余計にかけて下さい。)
で通じます。
逆に、少な目にして欲しかったら、
Easy on dressing.と言えば良いです。
この
Easy on OO.を憶えておくと、便利です。「OOを少な目に」という意味です。
又、日本の様に、必ず、かけてから出してもらわなくても、ドレッシングだけ、別の容器にいれて出してもらい、自分の好きな量だけ、かけて食べることも出来ます。

人数が複数の場合は、たっぷりかけたい人と、少しだけが好きな人がいたりすることもあるし、塩分を控えている人がいたりすることもあります。家族旅行で、お父さんは、たっぷりかけるのが好きだけれど、お母さんは、薄味が好きなんて場合に、便利です。その際は、
Dressing on the side, please.(ドレッシングを、別にして下さい。)
と言います。
又、数名で、好みが違う場合は、2種類以上のドレッシングを、別に容器に入れて、持って来てもらうよう、頼むこともできます。その場合は、
○○ and XX on the side, please.と言います。
サラダはアペタイザーサラダをオーダーする際に、1つ憶えておくと便利なことがあります。これは、アメリカ人でも、レストラン業界関係者でない人には、殆ど知られていないことですが、余程安いレストランで無い限り、ウェイターは、アペタイザーとアントレーの注文を受けたら、まず、アペタイザーだけ、キッチンに注文を入れ、アントレーは入れません。そして、アペタイザーを出したら、その減り具合を見て、アントレの注文を、キッチンに入れます。アペタイザーの量や、人数にもよるし、レストランや、個々のウェイターの判断にもよりますが、ウェイターは、アペタイザーが、半分から3分の1位になったら、アントレのオーダーを、キッチンに入れます。
そうするのは、1つは、アペタイザーを食べ終わっていないうちに、アントレを出してしまうと、テーブルに十分なスペースがなくて、困るのが原因です。もう1つは、むしろ、こちらの方が、特に、高級レストランでは、大切ですが、例え、テーブルにスペースがあっても、アペタイザーを食べている内に、アントレを出すと、急かしている様だからです。
アメリカでは、サラダもアペタイザーとみなされますが、日本人は、そういう感覚がなく、アントレと一緒に食べたいという方も、いらっしゃると思います。そこで、出てきたサラダを少しだけ食べて、アントレを待っていると、減り具合が少ないので、ウェイターは、いつになっても、アントレーの注文を、キッチンに入れません。
もし、サラダをオーダーして、アントレーと一緒に食べたかったら、ウェイターにオーダーする際に、その旨、伝えないといけないです。その際は、
Please bring salad and entrees at the same time.(サラダとアントレーを、一緒に持って来てください。)
と言います。
アメリカのレストランのサラダは、かなり安いレストランでない限り、葉っぱばかりで、後は、チョロチョロというのではなく、入っている物の種類も、量も豊富です。嫌いなもの、好きなものを入れ替えて、自分用に、カスタマイズして、美味しいサラダを召し上がって下さい。
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